なぜこの人と話をすると楽になるのか 吉田尚記著
太田出版 139ページ 2015/1/31発売

 

ニッポン放送のアナウンサー吉田尚記さんのコミュニケーション本となります。
コミュ障だった著者がアナウンサーとして20年かけて編み出した会話の技術を
提供してくれています。吉田さんのラジオは中学・高校ぐらいの時に野球中継を
お風呂で聞いていたのもあって、その延長で何度か聞いてました。
その当時、ラジオの声と顔が合っていない感じがして驚いたのを覚えています。
吉田さんの声聞くと元気もらえるんですよね。

 

[ 読書ノート ]

・アナウンサーになってコミュニケーションのトレーニングをろくに積んでこなかったことに気がついた。
まずは、場数を踏んで、自分で解決の糸口を見つけるしかなかった。
そうしているうちに、コミュニケーションは「ゲーム」と考えた。
→コミュニケーションには、こう来たらこう受ける、こう受けたらこう出すという「型」がたくさんある。

・コミュニケーション・ゲームは協力プレー
→相手が気持ちよくなれば、自分も気持ちよくなる。
うまくいく方法は、相手に楽しくしゃべってもらうこと。
まず訊くことがあって、相手にしゃべってもらって、その話を聞く。
それに対して、自分で考えて、どう動いて対応するか。

・会話を繋げるには質問すればいい。
→相手に抱いた興味を質問に変換する。
えっ!説明して!って言えたら、間違いなく話は転がる。
気持ちを入れて話を聞いていると、どんな小さなことでも感想を持たずにはいられない。
その感想が糸口になる。

・答えやすい質問が一番効果的
→相手が答えやすい質問を繰り返すことで、会話が弾む。
相手が興味のあることを訊く。相手のフィールドに立つ。
自分が優位に立とうとしない。
質問に具体性があると相手が応答しやすい。
(調子どう?⇨お腹の調子どう?)※質問の解像度を上げる。

相手に対して優位に立たないですむ三大テーマ
1.ホメる
→みんなホメられたい。ホメる側にとっても相手に受け入れられる。
2.驚く
→対象について深く知っているほうが驚きの度合いが濃くなり、驚けるチャンスも増える。
3.おもしろがる
→人はネガティヴな記憶のほうが多いからこそ、日々、瞬間瞬間、おもしろさを求めて、かつ実際におもしろがっていないと堪えられない。

・相手が話をしていて楽になれる人
うんうんって話を聞いてくれる人。
自分のことに興味を持って、いろいろと訊いてくれる人。
驚いたり、笑ったり、話が転がってタイクツしない人。
→そうしているうちに少しずつ、自分もしゃべれるようになる。

・なぜ、この人と話をすると楽になるのか
自分を許した人こそが、「この人になれる」場数を踏んで実践するのは、もう一歩の勇気。
やろうと思えば練習はできるわけですから、
そのうちに小さな楽しさや気持ち良さを発見していけたら。
その積み重ね。
わからなかったら、できる人に手伝ってもらいましょう。

 

[ 感想 ]

私が読んだのは電子書籍でしたが、コンパクトにまとまっております。
なおかつ、基本編と技術編に分かれており読みやすいです。
すでに何度か読み返しています。
私も会話することが苦手だったんですが、ちょっとしたことで
変えられるかなと今では思っています。
それは、本との出会いだったり、人との出会いだったり….
私の場合は、本で知識をためて、実際に職場でお話しして
こう言えば良いかなみたいな振り返りをして会話への苦手意識が薄れてきました。
良い上司に出会ったというのが大きいと思います。
そこから、声をかけられる人が増えていって、
話をすると自分にはない考えを知れたり、おすすめを教えてもらったりして
自分の振り幅が広がっていくのが、今は楽しいかなと思っています。
まだまだ、しゃべりが自信なかったりもしますが、
いろんな人と関わって、自分で考えてこの本のタイトルである
「話をすると、楽になる人」を追い求めていければ良いです。

 

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