内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
スーザン・ケイン著 古草秀子訳 講談社
2015/12/18発売 448ページ

 

2013年に出版された内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力という本の
文庫版がこちらの本となります。私は電子版を読みました。
セール時に買ってから1年経って、ようやく読み終えました。
私も内向型人間なので、内向型な人はこの本を読むと力になると思います。

 

[ 読書ノート ]

・どの研究を見ても、アメリカ人の1/3から1/2は内向型である。
→統計に驚きを感じるのなら、たくさんの人が外向型のふりをしているから。
私たちは、外向型を理想とする価値観のなかで暮らしている。

・内向型と外向型
内向型は、親しい友人とほどほどに飲むとか、読書するといった低刺激がちょうどいいと感じる。
ゆっくりと慎重に行動することが多い。

しゃべるよりも聴く方を好み、ゆっくり考えてからしゃべり、会話よりも書くほうが自分をうまく表現できると感じることが多い。
無駄話にはぞっとするが、深い対話を楽しむ。
外向型は、初対面の人に会うとか、急斜面でスキーをする、ボリュームを上げて音楽を聴くといった高刺激を楽しむ。
素早く行動し、リスクをとったりすることも平気だ。
内向型は外向型よりも人前で話すのを恐れる傾向がずっと高い。

・高反応の赤ん坊と低反応の赤ん坊
高反応の赤ん坊の多くは、思慮深く慎重な性格に成長した。= 内向的
激しく反応しなかった低反応の赤ん坊は、大らかで自信家の性格に成長している例が多かった。= 外向的
高反応の子どもを持つ親は非常に幸運だ。なぜなら、子育てに手間暇をかければ、かけただけ報われるからだ。
よくも悪くも影響されやすい。

・雑音レベル
ヘッドホンの音量で最適なレベルに合わせた時に平均して外向型の人は72デシベル、内向型の人は55デシベルだった。
逆の環境になると、内向型は高レベルの雑音で覚醒されすぎて、外向型は静かな環境では覚醒が低すぎてパフォーマンスが下がる。

・クールな人と顔を赤らめる人
騒音や強い感情などの刺激に対する発汗量を調べたところ高反応の内向型は発汗量が多く、低反応の外向型は少なかった。
内向型はイベントの後には休息が必要。
自分の回復の場所を確保することが大切。(リトル教授)

・内向型の人は、自分が重要視する仕事や、愛情を感じている人々、高く評価している事物のためならば、外向型のようにふるまえる。

・興味を持ったことだけに深く集中するのが好きで、一度に大人数の友人と交流するのを苦手とする内向型の子どもからすれば、学校という環境はひどく不自然なのだ。
大人になれば、職場や配偶者や付き合う相手を自分で選ぶようになる。
自分の意思と関係なく放り込まれた世界で暮らす必要はなくなる。

・内向型は行動する前に考えて、情報を綿密に消化し、時間をかけて問題解決に取り組み、簡単にはあきらめず、より正確に作業する。
内向型と外向型とでは注目点も異なる。
内向型はぼんやりと座って思考をめぐらせ、イメージし、過去の出来事を思い出し、未来の計画を立てる。

[ 感想 ]

途中で、何度か読みづらいと感じる部分があったりしますが、
1冊として見るととても良い本だと感じるので、特に内向的な方は読んでほしいです。
本書のなかで内向型・外向型どちらに属しているかを判断する20の質問が
あるので、私もやってみました。結果は16~17/20が当てはまり内向型でした。
内向型と外向型の間に位置する両向型というのも存在するようです。
内向型で良いんだと、自分の事を受け入れてあげる。
そんな気持ちを持つことが出来るようになるのが本書のポイントだと思います。

 

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