GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代 アダムグラント著
楠木建監訳 三笠書房 2014/1/10発売 382ページ
ペンシルベニア大学ウォートン校教授(組織心理学者)、同大学史上最年少の終身教授という
肩書を持つアダムグラントさんのデビュー作となります。
ORIGINALS、OPTION Bも読みましたが、アダムグラントさんが書いた本は見逃せないです。
人間の3つのタイプをもとに成功の秘訣を考えていきます。
[ 読書ノート ]
・3つのタイプ
「ギバー(人に惜しみなく与える人)」
「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」
「マッチャー(損得のバランスを考える人)」
テイカーが自分を中心に考えるのに対し、ギバーは他人を中心に考え、相手が何を求めているかに注意を払う。
バランスをとるのがマッチャー・一番生産性の低い人はほとんどがギバーである。
ところがもっとも生産性の高い人もギバーだった。
ギバーが好意と信頼を築き上げるのには時間がかかるが最後には、成功へと導いてくれる評判と人間関係をつくることができる。
ギバーであることの恩恵は時間とともに大きくなっていく。・成功するギバーは、自分のものの見方を相手の視点に合わせる。
だが、これを最初からできる人はそうそういない。
人を真の意味で助けるには、自分のものの見方の外に出なければならない。
自分のものの見方にこだわるのではなく、他人の視点から見る能力は、協力関係で成功するギバーの得意技だ。・テイカーは、ほとんどの他人もテイカーであると決めつけているので同僚や部下の可能性に期待をかけることはまずない。
・テイカーの強気なコミュニケーションの対極にあるのが、ゆるいコミュニケーション。
強引な話し方はせず、不明な点があれば明らかにし、人のアドバイスを喜んで受け入れる。
質問を介する、ゆるいコミュニケーションこそ、ギバーが成功する秘訣。・アドバイスを求めることはゆるいコミュニケーションの一形態である。
誰かに何かを聞くということは、相手が自分よりも知識があることを認めている。
ギバーがアドバイスを求めるのは、純粋に他人から学びたいと思っている。・失敗するギバーは自己犠牲的、成功するギバーは他者重視であるだけでなく、利己的でもあるということ。
※利己心、他人を思いやる心を掛け合わせて原動力にするとき、もっとも成功できる。
ギバーが燃え尽きないためには、貢献を感じられるようにする。・ギバーは、人は誰でも善人だと思う傾向があるので、自分の身を守る
ために、利用しようとする人間を見抜かなければならない。
ギバーの方が、人の振る舞いや考え、気持ちに敏感なのでテイカーを見分けやすい。
テイカーを相手にするときは、自衛のために、マッチャーになるのが良い。
[ 感想 ]
電子書籍で読みましたが、マーカーを引きまくりました。
それぐらい盛りだくさんで学びが大きかったです。
躊躇してなかなか踏み出せないことも、これで良いんだという確信が持てました。
成功するギバーになれるかが、本書の肝になると思うので
少しの心がけで他者志向のギバーになっていければ良いです。
与え方も色々あるし、この3タイプを頭に入れておくだけでも日常生活において
役に立つと思います。成功するギバーになりましょう。
↓ TED 「与える人」と「奪う人」 ーあなたはどっち? 3つのタイプの割合も発表しています。
この動画によると、マッチャー:56%、ギバー:25%、テイカー:19%だそうです。
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